リーダーシップでいちばん大切なこと 酒井穣 著
しばらく前に読んだ本なのですが、読み返したくなって、年末年始の休暇で再読しました。
今までリーダーシップに関する書籍は数冊読んできましたが、過去に読んだ本とは一味異なる内容です。
”リーダーというのは、他人がなんと言おうと「孤独」を受け入れて、常に自分の価値観どおりに行動しようとする人々です”
人間のリーダーシップとは、孤独を受け入れ、他の誰でもない、自分自身の人生を誠実に生きる力のことであり、リーダーとは、その力を持っているか、または持とうとしている人のことです本書の中では、自分の本心を知る手法としての「マインドフルネス」の考え方や、「人間の情動(基本的情動と二次的情動)」とリーダーシップの関係、「価値観形成のプロセス」について触れられています。
”人間には自分が生きる意味(=存在の理由)が与えられていない”というのは、いささかショックな表現でありますが、確かに私たちは完全に自由に選択できるというのは大いに納得できるのであります(生まれた家庭環境や国によって、自由度は異なる気がしますが)。
本書に書かれている
すぐそこにある未来は、個人事業主としての私たち一人ひとりが、お互いを、時にライバル、時に協力者として、スケール・フリーに、グローバルに仕事を求めてリーダーシップを競い合うという世界。
その世界に自分が放り出されるのも、そう遠くない将来だな、と自分自身そう感じます。
(外資系の大企業は、そのあたり、分かりやすいほどシビアです)。
製薬業界というのは、人の命に関わるため、製品化したり売るための厳格な規制が敷かれている業界です。
そのため、やらなければならない仕事も多いです(そのかなりの部分はアウトソースされていますが)。
しかしながら、少子高齢化と医療費増大が問題となる中、製薬企業、病院、薬局含め医療業界全体が大きな課題を抱えており、課題を解決するためには「ダブルループ的な破壊的イノベーション」が必要であることは間違いないです。
本書内に引用されているフローレンス理事の岡本佳美さんの言葉で、
”今は市場原理でなくて、普遍的で絶対的に必要なもののためにマーケティングをしている、とうい実感があります。社会がもっとこうなったらいいな、というのは誰でもあると思うのですが、誰かがなんとかしてくれるのを待つのはつまらない。自分で何とかしてみよう、と立ち上がるほうが世の中は変わる。というのはこの上なく同意でき、かつ、実行できていない自分にもどかしい思いなど芽生えました。
私はここ数カ月、心理に関する本や、ヨガの瞑想に興味が湧いてきています。
ヨガの先生がよく「内側から自分を観察しましょう」とおっしゃるのですが、自分自身が健康に生きていくためにも、そして、本書にあるようにリーダーシップを発揮するにも、「まずは己を知ることから」始めてみることにします。