こころからだあたま。 読んでみたい本~職業としての大学教授~
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今朝の朝日新聞の読書欄で取り上げられていた本。
書評を見て、読んでみたいと思ったので、とりあえずメモ。

職業としての大学教授 (中公叢書)

書評によると、
『米英仏独の4カ国を比較して、日本の大学教授職の特異性と問題点を指摘している。
欧州の大学教員の人口構造と大きく異なり、日本は、大学教員に占める教授の比率が群を抜いて高い逆ピラミッド型である。
また、毎年1万3千人生み出される博士号取得者のうち、修了と同時に講師などに採用される人は1700人ほどしかなく、「圧倒的な供給過剰」。
「学問的野心に燃えた若者たちは、この見通しの持てない悪平等制度にすでに見切りをつけ始めている」と警鐘を鳴らす。』

博士号取得後の職業を、「それを活かせる職」というのに限るとすれば、圧倒的な供給過剰は間違いないと思います。ポスドク制度や、学振のPDなど、それなりのお給料をもらえる制度もありますが、日本においてはキャリアパスが描けないケースも多く、精神的な不安を抱える方を多く見てきました。

「学問を追求していきたい意欲」を持つ若者が、日本においてどうしたらハッピーになれるのか?
私もいろいろ考えていきたいです。

ちなみに、私は、旧帝大の博士課程を卒業しました。博士課程の途中で、国公立大、私大の教員のポストを提示されたことが数回ありましたが、いずれもお断りさせていただきました(もちろん、丁寧に。)。企業という利益をあげることが必須である場で働いてみたかったことと、いずれ子供を持ちたいと思っていたという理由が大きかったです(私が学生の時は、女性の教員はほとんどいなくて、ましてや子供がいる方はゼロでした。)。

結果的に、今は、研究を離れてしまって、博士号があまり活かせないような内容の仕事をしています。同じ仕事をずっとしている方と比較すると、年齢は同じでも、私は圧倒的に経験が足りない(場数を踏んでいない)という感じです。
ただ、自分としては、あまり後悔はないです。理由はうまく書けないんですけど、「世の中に必要とされている仕事(ニーズのある仕事)」を選んで、それをしていきたい、と考え方が変わったからでしょうか・・・(研究がニーズがない、といっているのではないですが・・・。)

ただ、研究を離れても、ポスドク問題や事業仕分けなどは、私にとって関心度が高い話題であるところからして、私はやっぱり研究が好きなんでしょうね。

【目次】
第1章 欧米のピラミッド型は変化したのか(イギリスではどう変化したのか
フランスの場合
ドイツの場合
アメリカの場合
日本の場合)
第2章 日本型大学社会の形成
第3章 大学教師の値段はどうやって決まるのか(ドイツの教授資格試験
ジュニア教授制度
フランスのコンクール方式
内部昇進禁止の原則
消滅した助手ポスト
アメリカの方式
イギリスでの昇進制度
揺れる内部昇進禁止の原則)
第4章 博士になるための茨の道(博士号をとるには
日本のケース
ドイツのケース
博士課程の生活費調達
フランスのケース
フランスでの博士号の経済的価値
アメリカのケース
博士課程修了の見返り
イギリスのケース)
第5章 変化を続ける大学
2009.12.06 Sun l 読書 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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